ほくろ除去

ほくろは身体に付いているものに関してはあまり気になりません。しかし、顔についているほくろはそれ一つでその人の印象を大きく変えます。ほくろの位置や大きさ、数によって印象は良くも悪くもなります。

基本的にそのほくろを良いと捉えるか悪いと捉えるかは本人次第で、例えば目の下にある泣きぼくろはかわいい印象をつくると思われていますが、口周りにできるものについてはどちらとも捉えられます。

他人から見ればどうと言うことはないほくろはそれを持っている本人にとってはコンプレックスになることもあります。ただ、そんな悩みも今日では皮膚科やクリニックで治療を受けて解決できます。

ほくろ除去の治療方法としてはレーザーや電気メスなどいくつかありますが、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。ここではほくろのメカニズムと種類、それに合った治療方法などを見きましょう。

 

ほくろの発生パターン(深さ)

ほくろが存在している深さや位置は様々で、以下の3つのうちどれかに当てはまります。

  1. 境界母斑:メラノサイトが位置する表皮真皮の間にほくろの塊があるパターン
  2. 真皮内母斑:メラノサイトよりも下の真皮層にほくろの塊が落ちているパターン
  3. 複合母斑:境界母斑と真皮内母斑の両方が組み合わさり、表皮下部から真皮層にかけてほくろの塊があるパターン

ほくろの塊が表面に近い位置(境界母斑)であればあるほどレーザーによる除去が容易になります。一方で表面にうっすらとぼやけている程度であっても、深い位置の真皮にまでほくろが埋もれている状態(真皮内母斑)ではレーザーによる除去が難しくなります。

ただし表面にほくろが見えていても境界母斑であるとは言えず、表面から奥の真皮層にまでほくろの塊が達しているケース(複合母斑)でもレーザーの治療は困難です。

 

母斑細胞性母斑と単純黒子

ほくろは母斑細胞性母斑(色素性母斑)、単純黒子などと呼ばれここで挙げた通りその種類は主に2つです。簡単に言えば母斑細胞性母斑は盛り上がりがある大きなほくろ(大きいといってもほとんどの場合5mm以下)を指し、単純黒子は平べったい小さなほくろを指します。

 

皮膚に色を作るメラニン色素・メラノサイト

ヒトの皮膚にはメラニン色素と言う「色」を形成する色素があります。ヒトでもアジア人や欧米人で皮膚に存在するメラニン色素の種類が違ったり、同じアジア人・日本人でもメラニンの量が違うと地肌が色白だったり色黒だったりします。

そのようにメラニン色素は誰の肌にもあるもので、実はこれが「シミ」の原因にもなります。通常メラニン色素は皮膚に万遍なく存在しますが、何らかの刺激によって色素が一部に集中し色が濃くなり、シミが発生します。

何らかの刺激とは紫外線・傷などの外的要因やストレス・生活習慣などの内的要因があり、そのような刺激を受けたメラノサイト(メラニンを生成する工場のことで通常は表皮と真皮の間に位置する)は皮膚の一部分で過剰にメラニンを生成してしまうのです。

外的要因・内的要因でメラノサイトが過剰に活性化しメラニン色素が集中して発生することでシミができてしまいます。実はこれと全く同じではないものの、ほくろもメラニン色素やメラノサイトが大きく関係しているのです。

 

母斑細胞性母斑(色素性母斑)

もう一度確認しますと母斑細胞性母斑は盛り上がりがあったり大きなほくろであることが多いです。中にはそれから毛が生えていたり、黒色とは言えず褐色(こげ茶色)の種類のものもあります。

 

メラノサイトとシュワンの異常形態

母斑細胞性母斑が発生するメカニズムははっきりとわかっていませんが、皮膚の中でとある細胞の種がメラノサイトにもシュワン(神経細胞)にもなれず異常な形に変化して皮膚に発現すると考えられています。

そして発現した数が多ければ多いほど大きく盛り上がりのある母斑細胞性母斑になります。異常な形に変化する以前のメラノサイト自体がメラニン色素を抱えているため黒色や褐色になるとされています。

噛み砕いて言うと皮膚の中でしっかりとした細胞に慣れなかったもの達が一か所に集まって大きなほくろ(母斑細胞性母斑)を作っているということです。

 

母斑細胞性母斑が発生する原因

母斑細胞性母斑の発生原因は不明で生まれたばかりの赤ちゃんでも母斑細胞性母斑を持つケースもあり、2~3歳頃からそれが目立ち始めることもあります。親が多数の母斑細胞性母斑を持っているからと言って必ずその子に遺伝するわけでもありません。

著しくそれが目立たないヒトでも通常1個か2個は存在するので体質によるものと考えられています。

 

年齢を重ねてから増えることも(後天性)

母斑細胞性母斑は生まれつき存在することはもちろん、年齢を重ねてから発生する後天性のケースもあります。この場合はシミの発生と同じように紫外線やストレスなどが原因になることがあります。

しかし全てのヒトがそのような要因で後天性の母斑細胞性母斑ができるわけでなく、中には何も問題がなかったりシミの発生だけが起こることもあります。なので後天的に母斑細胞性母斑ができても、やはりこれも体質によるものです。

後天性で多いとされている発生のメカニズムは始めに表皮と真皮の間のメラノサイトで境界母斑ができ、その後それが真皮にまで落ちて表皮と真皮の両方にほくろが存在する複合型母斑になり、最終的に表皮部分の母斑だけが剥がれ落ちて真皮内母斑になるケースです。

 

後天性母斑細胞性母斑は悪性化するのか

年齢を重ねるにつれてできた母斑細胞性母斑が悪性化するのかと言えばないでしょう。また、先天性のものでも小さいものは悪性化しないと考えられています。

悪性化する可能性があるのは先天性で母斑の大きさや長さが20cm以上あるものとされています。ただしそのような巨大色素性母斑でも悪性化の確率は3~7%ほどと言われていますので可能性は低いと言えます。

 

単純黒子

単純黒子の発生メカニズムもメラノサイトとシュワンの異常形態が一部に集合することです。母斑細胞性母斑と大きく違う点は母斑細胞(ほくろ)が小さくて過剰に集中していないところです。

盛り上がりもなく肌の表面が平らに黒くなっている状態です。

原因も同じ

単純黒子ができる原因も母斑細胞性母斑と同じではっきりとわかっておらず体質によるものとされています。ヒトによっては紫外線やストレス、年齢を重ねるとできるケースもあります。

 

ほくろ除去の治療方法

ほくろには2種類あることを理解したところで次にほくろ除去の方法についてみていきます。ほくろの除去は主にレーザーと電気メスの2つになり、ほくろの大きさや種類によって治療方法が異なります。

単純黒子で境界母斑のようなごく浅い位置の小さなものであれば簡単に除去することができますが、母斑細胞性母斑で複合型母斑のような症状では治療や除去後の傷口完治までに時間がかかったりします。

  • レーザー
  • 電気メス

最近は医療機関でのレーザー外来も一般的になっており、一部のほくろでしたらレーザーのみで取り切ることが可能です。レーザーでの治療でしたら施術の時間も10~30分ほどで終わるため受診のハードルが低いのがメリットです。

一方の電気メスではレーザーで取り切れないような大きい・盛り上がった・深部にまで達しているほくろを取る際に利用されます。メスと言ってもこれで皮膚を切ると言うよりは患部を削り取る形で綺麗に除去できます。

 

レーザーによるほくろ除去

ほくろ除去の治療で使用できるレーザーは3つあります。

  1. Qスイッチヤグレーザー
  2. Qスイッチルビーレーザー
  3. 炭酸ガスレーザー

1. Qスイッチヤグレーザー

Qスイッチヤグレーザーは肌表面のほくろに有効な532nmと深部にまで達したほくろに有効な1064nmの2つの波長を照射することができ、上記3つのレーザーのうち唯一複数の波長を取り扱えるレーザーです。

ほくろ治療だけでなくシミ(肝斑)の改善にも利用できるためQスイッチヤグレーザーの用途は幅広いです。レーザー自体がほくろの色素に集中して吸収されるため、照射による皮膚へのダメージを回避できます。

スペック(性能)など
波長 532nm/1064nm
パルス幅 6nsec前後
有効な範囲 境界母斑
メリット 波長の切り替えができるのでほくろの深度や色にあわせた治療が可能
治療後の経過 レーザー照射後はホクロが濃いシミのようになりかさぶたとなって取れ、その後3~6か月かけて患部が通常の皮膚の色になります。
治療可能なほくろ 主に表面に存在する平らなほくろ(単純黒子)

 

2.Qスイッチルビーレーザー

Qスイッチルビーレーザーは694nmの波長でほくろやシミなどの褐色(黒・茶色系)の色に対する治療に大変有効です。肌に存在する黒以外の色(ヘモグロビンの赤色など)に反応しないためほくろ以外の皮膚にはダメージがありません。

20nsecほどのパルス幅でメラニン色素への選択性と威力も抜群なのでほくろ治療に適しています。またこちらもQスイッチヤグレーザー同様に濃いシミに対しての治療でも活用されています。

スペック(性能)
波長 694nm
パルス幅 20nsecほど
有効な範囲 境界母斑
メリット 694nmの波長のほくろへの選択性が強く効果的
治療後の経過 照射から10日ほどで濃い茶色のかさぶたができ、その後自然にはがれて3~6か月かけて患部が通常の皮膚の色になります。
治療可能なほくろ 主に表面に存在する平らなほくろ(単純黒子)

 

3.炭酸ガスレーザー

炭酸ガスレーザーは10.6マイクロメートル(10,600nm)の長い波長で皮膚の深部にまで作用し、肌に存在する水分によく反応して奥まで達しているほくろ(真皮母斑・複合型母斑)の除去に役立ちます。

上記2つのQスイッチレーザーと違う点は、発射される炭酸ガスの高熱により患部(ほくろ)に存在する水分が完全に飛ぶ点です。水分を失った患部はかさぶたの状態になり時間の経過ともに剥がれていきます。

スペック(性能)
波長 10.6マイクロメートル
有効な範囲 複合型母斑
メリット 盛り上がっていたり皮膚の奥にまで達しているほくろにも有効
治療後の経過 照射から10日ほどで除去した部分が徐々に盛り上がり、その後かさぶたとなり剥がれ3~6か月かけて患部が通常の皮膚の色になります。
治療可能なほくろ  大きくて盛りあがりのあるほくろ(母斑細胞性母斑)や複合型母斑

 

Qスイッチヤグレーザー、Qスイッチルビーレーザーは主に浅い位置に存在する小さなほくろに有効で、炭酸ガスレーザーは大き目で盛り上がりがあり深部にまで達しているほくろの除去に有効です。

先ほどもお伝えしたようにレーザー治療のケースでは施術室に入ってから治療完了するまで10~30分ほどで済みます。もちろん除去は1回の施術で完了しますので通院の必要はありません。

基本的にどのレーザー治療でも照射日から10日間ほどはキズテープを張って患部を保護します。患部以外のメイクや美容液などの使用は問題ありませんが、約10日ほどは治療個所への刺激は避けましょう。

 

電気メスによるほくろ除去

電気メスは電気分解法とも呼ばれ高周波を流したメスをほくろに当てることで母斑細胞そのものを焼灼し削り取る方法です。我々がよくイメージするような切るためのメスではなく、先が尖った針のようなメスを使用します。

施術前には局所麻酔を使用するためメスでほくろを削り取っている最中は痛みを感じません。また削り取った部分は一時的に傷痕になるものの高周波の熱により表面が凝固するので出血の心配もいりません。

電気メスで除去した場合は直後に糸で縫う必要があり、施術後1週間ほど経過したところで再度通院し抜き糸をし完了となります(院によってはその後再診あり)。患部の洗顔やメイクは基本的に抜き糸後OKになります。

スペック(性能)
除去の方法 電気分解による焼灼
有効な範囲 複合型母斑
メリット 盛り上がっていたり皮膚の奥にまで達しているほくろに有効
治療後の経過 施術日は患部を糸で縫い術後1週間ほどで通院して抜き糸をし完了です。入浴やシャワー、メイクは施術日当日からOKですが患部を濡らしたり化粧したりするのは抜糸後からです。
治療可能なほくろ  大きくて盛りあがりのあるほくろ(母斑細胞性母斑)や複合型母斑

電気分解法によるほくろ除去の利点は医師が電気メスで削っている母斑細胞の状態を目で確認しながら施術を行えることです。ほくろの状態を確認しながらなので削り残しがなく確実に取れるのがポイントです。

 

適切な除去方法

以上を簡単にまとめますとそれぞれのほくろの適切な治療方法は以下の通りです。

  • 小さく盛り上がりがない平らなほくろ:Qスイッチヤグ、Qスイッチルビー
  • 大きく盛り上がりがあり深部に達しているほくろ:炭酸ガスレーザー、電気メス

 

炭酸ガスレーザーと電気メスでそれぞれのメリット・デメリットを挙げると、炭酸ガスのメリットはレーザーの治療なため受けるハードルが低く気楽に受けられる点です。デメリットは出力を強くし過ぎた場合に余計な個所まで削れてしまうことです。

電気メスのメリットは繰り返しになりますがほくろの状態を確認しながら施術できるので適切に除去できること、デメリットは電気メスを使うことの不安と抜き糸の必要があるため最低2回の通院が必要になる点です。

院によってはQスイッチ、炭酸ガス、電気メスの全ての治療法を取り入れているところもあれば特定の診療方法のみの院もあります。ほくろによる除去の方法はそれぞれの院で異なりますのでしっかりとカウンセリングを受けて納得した方法で除去しましょう。

 

エステや自己処理には要注意

日本では認可されていませんが海外ではほくろ取り専用のクリームを販売している国もあり、ネットが普及している今日では輸入代行を利用してその商品を手に入れ自己処理できるようになりました。ただし輸入代行で自己処理するケースでは全て自己責任です。

またエステサロンでほくろを取るといったコースなどもあるようですが、ほくろ除去のためにレーザー・フラッシュ・薬剤・針を使用すること、また皮膚を焼く・はがす行為は医師法17条に抵触するおそれがある方法のためおすすめできません。

 

独立行政法人国民生活センターが2009年4月9日に公開した資料によれば、同センターが運営するPIO-NET(全国消費生活情報ネットワーク・システム)に以下のような相談が寄せられたそうです。

ネットでホクロ取りクリームを見つけ、個人輸入代行業者から入手した。クリームを つけた部分がケロイド状のやけどとなりいまだに治らない。台湾の漢方薬で、現地では 民間療法とのこと。個人輸入代行業者のHPではクリームを塗るだけで簡単に取れると あったがあとが残った。少し薄くなったホクロもあるが肩などはケロイド状になってい る。1 年半経っても改善しないので店に苦情を言うと、体質や個人差であり治らないだ ろうとのこと。皮膚科で治療を受けているが完全には消えないかもと言われた。
(相談年月:2008 年 8 月 20 歳代 女性 愛知県)

引用元:ホクロ取りでの危害 – 国民生活センター

ほくろを除去すると言うことは皮膚を削り取ることなので自己処理やエステサロンでの処理にはリスク伴います。綺麗にするために処理したにもかかわらず損傷してしまっては本末転倒ですので、医師に相談した上で処理の方法を決めましょう。

ほくろ除去の実績が多い院

品川スキンクリニック

ほくろ除去 レーザー 品川美容外科

施術名 ほくろ除去
施術の種類 Qスイッチヤグレーザー、Qスイッチルビーレーザー、炭酸ガスレーザー
料金 4,860円~
所在地 北海道、仙台、新潟、品川、新宿、渋谷、表参道、池袋、銀座、上野、立川、神奈川、埼玉、千葉、静岡、愛知、大阪、岡山、広島、福岡、熊本、鹿児島、沖縄
効果 ホクロの除去
効果の度合い
品川スキンクリニック|公式サイト

 

 

かゆいほくろはメラノーマ?

ほくろ(母斑細胞性母斑、単純黒子)であっても稀にそれがかゆくなることがあります。実はかゆみが起こるのはそれがほくろではなくメラノーマの可能性があります。

 

メラノーマとは

メラノーマとは悪性黒色腫のことでほくろの悪性化によって発症するケースがあるため「ほくろのがん」と呼ばれています。ほくろが悪性化する可能性はかなり低いとお伝えしましたが、全くないわけではありません。

ちなみに誤解のないように言っておきますが「ほくろの悪性化」とはほくろがガンに変化するわけではなく、ほくろだと思っていたものが実はがん(悪性黒色腫)だったと言う話です。

 

がん細胞が皮膚表面で黒いメラニン色素を発生させながら進行するためほくろと見間違えることが多く、専門家でも肉眼のみの診断ではほくろなのかメラノーマなのか区別がつかないことがあります。

特に初期の段階では小さくて整った丸のように見えるためほくろと何ら変わりないように見えます。しかしこれの進行が進むにつれて大きくなり、やがて不規則な形・盛り上がり・黒や褐色になります。

 

メラノーマの形

ある程度の大きさのメラノーマはほくろとは少し違う形状をしています。ぱっと見たところほくろと変わりないものの、メラノーマ特有の形がありこの形に当てはまるようでしたら悪性黒色腫の可能性があります。

  • 左右が非対称
  • 黒点内部で凹凸がある
  • 褐色と言うよりも真っ黒や赤みを帯びている
  • 1つの個所で黒色、褐色、赤色など複数の色をしている
  • 黒点周辺が皮膚にしみたように滲んでいる
  • 黒点が円形や楕円形でなく不規則な形をしてる
  • 急速に大きくなっている(半年に1~2mmペース)
  • ほくろやその奥が周辺の皮膚よりも明らかに硬い
  • 今までなかったところに6mmほどの黒点ができた

ほくろは通常円形や楕円形をしており中心線を引くと左右が対象になります。一方でメラノーマはそのようにならず左右非対称になるのが特徴です。

ドーム状に1つの盛り上がりになっているいればほくろで、黒点内が都会のビルのようにそれぞれの高さが不均一の盛り上がりでできていればメラノーマの可能性があります。

黒点が褐色ではなく真っ黒や赤みがあり、その色が盛り上がり部分周辺に染みわたり円や楕円ではない不規則な広がり方をしていればメラノーマの可能性があります。ただし色に関してはほくろも真っ黒なものもありますし、赤みが帯びたものは「老人性血管腫」かもしれませんので色だけで判別するのは難しいです。

また悪性黒色腫はそれ自体が大きくなることがあり今まで何もなかったところに大きな黒点ができ、さらに早いペースでそれが拡大ししこりのように硬くなるケースがあります。

 

メラノーマの部位

ほくろは基本的に確執が薄い部分(皮膚の柔らかい部分)にできます。顔、手の甲、腕などに多く存在しますがメラノーマはそれとは逆に角質の多い部分(皮膚の硬い部分)にできる傾向があります。

中でもできやすいのは手の平、足の裏、爪の中、背中であまりほくろを見かけない部位に発生します。手の平や足の裏にできてしまう割合は30~40%と高いのでこの部位に黒点が発生した場合は悪性黒色腫かもしれません。

そして背中にも発生することがありますが、背中はほくろやメラノーマだけでなく光線性花弁状色素斑と言う単なるシミも発生しやすい個所で見分けが困難なため発見が遅れがちです。

背中にできた黒点で尚且つ先ほど挙げたような形状をしていましたらなるべくこまめにチェックしておきましょう。

 

メラノーマの症状

  • かゆみがある
  • 黒点が裂けた場所から黒い液体が出る
  • 拡大していく

ほくろの個所にかゆみが出ることはよくありますが、これはメラノーマの症状でもあります。ただし「かゆい=メラノーマ」ではなく、単なるほくろであっても部位によってはかゆみがでますのでこれだけで判断できません。

しかしかゆみがあって掻いた時に黒点が損傷して血ではなく黒い液体が出てきた時はメラノーマの疑いがありますのでなるべく早めに医療機関で受診しましょう。またその黒点が徐々に拡大していくのも悪性黒色腫の症状のため受診が必要です。

 

以上メラノーマの症状をいくつか挙げましたが、医師であってもほくろとの判別が難しいものです。悪性黒色腫は時間が経てば進行する恐れもありますので『ほくろとは様子が違う』と感じたら迷わず診療を受けることをおすすめします。