美肌やアンチエイジングなどについて多くの女性は興味を持っています。少しでも効果がある化粧品を選びたいと考えるでしょう。

雑誌やメディアなどからはたくさんの情報が発信されており、美容についての専門用語や成分名を耳にすることも多いのではないでしょうか。

そのような中で今回注目するのはペプチドです。

 

美肌やアンチエイジングにペプチドという成分が良いと聞いたことがあるが

  • ペプチドとはどんな成分なのか
  • 具体的にはどのような働きをするのか
  • 刺激が強すぎることはないのか

など、気になっている方も多いのではないでしょうか。

 

化粧品や美容液などは直接肌につけるものですから、効果も期待する一方で肌にトラブルが生じるなどということが起こっては困ります。

肌を良くするために使用する化粧品、含まれている成分を確認した上で使用したいものです。

ペプチドとは

ペプチドは人間の体内にあるたんぱく質の一種です。アミノ酸が2個以上10個、数十個つながったものをペプチドといいます。

たんばく質は人の身体を作る重要な栄養素のひとつですから、ペプチドも身体に良い働きをし、肌に潤いを与えたり肌の再生に役に立つ成分となっています。

 

ペプチドの中で肌に良い働きを持つとして特に注目されているのがEGFとFGFです。

 

肌は3つの層からできています。皮膚の表面から表皮、真皮、皮下組織となり、EGFは表皮で働き、FGFは真皮で作用するといわれています。

EGFはepidermal growth factorの略で、学術的には上皮成長因子と呼ばれています。

FGFはfibroblast growth factorの略で、これも学術的には線維芽細胞成長因子と呼ばれる物質です。

成長因子とは人間の細胞や皮膚や頭皮などを成長させる成長ホルモンが加齢等により減少傾向にある中で、成長ホルモンを活性化する物質のことです。

 

EGFとFGFについてそれぞれ個別に特徴や性質をみていきましょう。

EGFとは

EGFは上皮成長因子と呼ばれ、表皮にある細胞や組織の成長に重要な役割を果たす53個のアミノ酸が結合したものです。

EGFは表皮にある上皮成長因子受容体で受け入れられ肌の細胞を活性化する働きがあります。

 

EGFが豊富に存在することで

  • 皮膚の表皮の細胞を活性化や細胞の再生を促す
  • 皮膚の表皮の細胞のターンオーバー、いわゆる新陳代謝を正常に行う

などの効果が期待できます。

 

もう少し細かく説明すると、細胞が活性化することで新しい細胞が生み出されシワを予防したり、細胞の再生化により傷の治りを早くしニキビや吹き出物を抑制する効果があります。

またターンオーバーについては若く健康な肌では28日周期で肌の細胞が生まれ変わります。

しかし加齢や不規則な生活などが原因で周期が遅くなりますが、EGFの効果により周期が正常化されたり周期が遅いままでも正常に肌の細胞が再生されるようになります。

EGFでノーベル賞

アメリカの生化学者スタンレー・コーエン博士がEGFを発見しました。

コーエン博士は表皮の細胞内にたんぱく質を受け入れる上皮成長因子受容体があり、EGFを肌にぬるとチロキシナーゼと呼ばれる受容体が活性化して新しい細胞を作る・増やす・正常に働く作用があることを証明し、1986年ノーベル生理学・医学賞を受賞しました。

コーエン博士の研究によってたんぱく質の中に細胞などが成長する成長因子のひとつがEGFであることがわかったのです。

 

EGFは当初医療分野で皮膚の再生等に使用されていましたが、アメリカのブラウン博士により美容成分において使用する研究がなされ化粧品等に配合され使用されるようになりました。

日本では2005年に厚生労働省がEGFを化粧品に使用しても良いと認可し、スキンケア化粧品に配合されるようになりました。

EGFはどのようにして作られるのか?

微生物を宿主として、発酵させる方法で作られています。これは、後述のFGFも同様の方法で作られています。

発酵してできたEGFやFGFは保存時に活性化しないように、すぐに冷凍乾燥粉末にされ冷蔵で商品製造の時まで保管されています。

FGFとは

肌の表皮にある受容体が線維芽細胞成長因子であるFGFと結びつくと線維芽細胞を活性化し増加させ、真皮に存在るコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸を増やす効果があります。

コラーゲンは細胞と細胞を結びつけて身体を組織をつくるたんぱく質で、ご存知のとおり肌に弾力を与えハリを保ちます。

エラスチンはコラーゲン同士を結び付けるたんぱく質で、ヒアルロン酸はコラーゲンとエラスチンの間を満たすことで肌に弾力やハリやツヤが与えます。

 

FGFを真皮に行き渡らせることで、美容成分であるコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸が増え、健康でハリや弾力が増したみずみずしい肌を作り出すことができます。

特に加齢等により線維芽細胞が減ってくるとコラーゲンやエラスチンやヒアルロン酸の量も減りますがFGFで補うことで肌の老化を防ぐ効果も期待されています。

FGFは23種類ある

FGFはFGF-1からFGF-23まであるといわれており、それぞれに異なった働きをしています。その中で美容分野では特にFGF-1とFGF-7が注目されています。

FGF-1はスキンケア化粧品に使われFGF-7は主に頭皮・育毛などのヘアケア製品に配合されています。

FGF-1

FGF-1は前述のとおり肌に潤いを与えてエイジングケアに有効であるとされています。

肌の細胞の活性化やターンオーバーの正常化の働きを持つEGEとはまた違った働きを持つため、合わせて使用することで相乗効果により、より一層のエイジングケア効果が期待されます。

FGF-7

FGF-7は毛髪をつくりだしたり成長させる毛母細胞の中にあるものであるため、頭皮や毛髪や毛根を健康な状態にする働きがあります。

発毛を促す効果を期待され毛髪用製品に配合されています。

また角質細胞増殖因子(KGF)と呼ばれており、角質層を良好な状態に導く働きもあります。

皮膚や口腔粘膜など様々な場所にFGF-7の受容体が存在しており、毛髪用製品だけでなく一般化粧品にも配合されています。

 

FGFについてもEGFと同様にアメリカのブラウン博士が研究し、2006年9月から化粧品等に配合し使用するようになりました。

日本EGF協会とは

日本EGF協会とは特定非営利活動法人で、EGFやFGFが適正に配合されたものであるか否かを検証し一般消費者に情報を提供することを目的とした協会です。

日本EGF協会では、EGE・FGF-1・FGF-7が配合された化粧品について推奨する配合量を定めています。

 

EGFの基準値は1ml(1g)中に100IU以上となっています。IUとは物質が一定の生物学的効果を発揮できる量を表しており、ビタミンやホルモンや酵素などの活性量を表すのに用いられる単位です。100IUをわかりやすい数値になおすと1ml(1g)中に0.1㎍以上となります。

 

同じようにFGF-1の基準値は1ml(1g)中に400IU(1.6㎍)以上、FGF-7は1ml(1g)中に40IU(0.4㎍)以上です。

FGF-7配合のシャンプーやコンディショナーなどの頭髪ケア製品は1つの商品につき1000IU以上(10㎍)以上とされています。

 

これらの数値は最低基準値で、この配合基準を満たし原材料などの安全性の基準も満たした化粧品や頭皮ケア製品には日本EGF協会発行の認定シールがはられています。

認定シールがはられている製品は日本EGF協会認定製品と呼ばれ、認定シールがはられていることは製品を選ぶ消費者にわかりやすい情報提供になっているといえます。

オススメのEGFやFGF配合の化粧品

美肌やエイジングケアを目指すのであればEGFとFGFの両方が配合された化粧品を選ぶことをオススメしますが、なかなか両方が配合された商品がありませんので、それぞれ配合されたものを合わせて使用してください。

表皮と真皮の両方にアプローチし相乗効果が期待できます。

 

EGFは成分表示上はヒトオリゴペプチド-1、FGF-1はヒトオリゴペプチド-13、FGF-7はヒトオリゴペプチド-5と記載されています。

市場にEGFやFGFの効果をうたった製品が出回っていますが、成分表示の記載を確認するとともに認定シールがはられている製品を選ぶことがひとつの目安になります。

せっかく効果を期待して化粧品を選ぶのであれば、確かなものを選ぶことが大切です。

 

EGFやFGFが配合された化粧品は一般の化粧品よりも高額になります。

これはEGF発見当初は微量しか抽出できなかったものが、研究が進められ抽出量の増加に成功するようになったものの、なかなか価格を抑えるのは難しいようです。

低価格であるにも関わらずEGFやFGFの効果をうたった商品はEGFがごく少量しか配合されていないあるいはEGFの類似成分を配合している場合もありますので、注意が必要です。

副作用などの心配は?

心配なEGFやFGFの副作用についてですが、EGFやFGFは元々人間の体内にあるたんぱく質ですから副作用はほとんど表れないとされています。

またEGFやFGFはつけ過ぎても必要な分しか肌に浸透しないため、それぞれの受容体と結合しきれずに余った分は体外に排出されます。

皮膚等に存在する受容体は余分なEGFやFGFは受け入れなくなるのです。副作用の心配はないといわれています。

化粧品におけるEGFやFGFの配合量が多いほど効果があるというものでなく、日本EGF協会の推奨量を適量と考えると良いでしょう。

 

注視すべき点は、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患がある場合や乾燥肌・敏感肌の人はEGF及びFGF配合気承認を使用する際には他に配合されている成分も確認しながら使用をするようにしましょう。自己判断が難しい場合は医療機関の判断を仰ぐことをオススメします。

また、美容皮膚科などではEGFやFGFを肌により浸透させるために肌の内部に直接注入したり専用のパックシートなどを推奨していることもあるようです。

興味のある方は専門の医療機関を受診し相談してみても良いかもしれません。

オススメの美容液・化粧品

・EGFスタイルのEGFエクストラエッセンスPN

有限会社テイクイットが販売する美容液です。

EGFスタイルで取り扱われる商品は全て日本EGF協会認定のものばかりです。

全商品についてホームページでEGF配合濃度やFGF-1やKGF(EGF-7)の配合濃度も公開していますので、安心して購入することができます。

EGFスタイルではEGF配合美容液だけでなくローションやクリームや日焼け止め、またFGF配合の美容液やシャンプーなども販売しています。

サンプルの販売もありますので、気になる商品を試してから購入することもできます。

 

EGFエクストラエッセンスPN

 

 

・セルビックのEエッセンス・Fエッセンス

株式会社ディアワールドが販売している美容液です。EエッセンスはもちろんEGFが配合された美容液、FエッセンスはFGFが配合された美容液です。

どちらも、日本EGF協会認定の製品となっています。

EエッセンスにもFエッセンスのどちらにもヒアルロン酸・エラスチン・コラーゲン・プラセンタが配合されているため、より肌に潤いを感じることができる商品として人気です。

Eエッセンスをつけた後にFエッセンスをつけると高い効果が期待できるといわれています。

トライアルキットも販売しているようなので、試してみるのも良いかもしれません。

化粧品の効果的な使用方法

ご紹介した化粧品には化粧水も美容液もありましたが、いずれにしても洗顔後すぐに顔等につけることをオススメします。

肌の表皮にも真皮にも浸透させたいため、例えば美容液でも化粧品の前に使用しましょう。

美容液は化粧水や乳液の後につけるものと思われがちですが、潤い効果のある化粧水や乳液を先に肌につけてしまうと表皮に幕が張った状態になりEGFやFGFの美容液をつけても浸透しなくなってしまいます。

これではせっかく高価な美容液を購入しても効果がありません。

先に美容液をつけた後に化粧水や乳液やクリームなどでカバーすると良いでしょう。

 

また、パックシートを使用した場合は使用後そのまま何もつけない状態にしてはいけません。

肌の表面から水分がなくなる際に皮膚の水分も同時に蒸発させてしまい乾燥してしまい肌荒れの原因にもなってしまう可能性があります。

パックシート後に乳液やクリームを忘れずにつけましょう。

 

いかがでしたか。加齢やストレス等による肌トラブルで悩んでいる方はEGFやFGF配合の化粧品を一度試してみてはいかがでしょうか。