obagi c20

ビタミンC配合化粧品でもピュアビタミンC(生のビタミンC)を取り入れた美容液のオバジC20を購入しましたので、その効果や使用感や口コミをお伝えしたいと思います。

ビタミンC誘導体ではない

ビタミンC入りの化粧品と言えばビタミンC誘導体が用いられたものが大変人気ですが、オバジC20はリン酸やパルミチン酸などが結合していない純なアスコルビン酸(ビタミンC)で作られています。

生のビタミンCは安定性が非常に悪く、そのまま化粧品に配合してもすぐに酸化してしまい品質を保てません。

さらにはアスコルビン酸は水溶性であり、水と脂の両方を含んだヒトの肌には浸透しにくいです。

 

しかしC20では製造元のロート製薬の独自の技術によりこれを安定化させ、また浸透処方を施すことにより生のビタミンCを届けられるようになっています。

界面活性剤による浸透促進

誘導体ではないのにどうやってビタミンCをお肌に届けているのかですが、カラクリは『エトキシジグリコール』と『ベタイン』にあります。

エトキシジグリコール

エトキシジグリコール(ジエチレングリコールモノエチルエーテル)は乳化や溶解補助をする界面活性剤で、水と油の両方に馴染みやすい性質をもつためクレンジング剤などによく配合されます。

ヒトの皮膚では他の成分を経皮吸収(お肌に成分を届けること)を促進する作用を持ちます。

つまりエトキシジグリコールが角質層に働きかけて他の成分を届けやすい状態にしているのです。

ベタイン

ベタイン(トリメチルグリシン)は野菜や海鮮などに含まれる天然のアミノ酸成分で、化粧品では保湿成分として使用されます。

保湿成分としての機能を持つ一方で古い角質を取り除くピーリング的な役割も持ち、不要な層を剥がすことによってアスコルビン酸が届きやすい状態にします。

どちらも安全性の高い成分

ベタインは食物から摂取できるほどの安全な成分で、エトキシジグリコールも純度が高く医薬部外品原料としても認められていますので気にする必要はないでしょう。

ビタミンCと相性が良いビタミンE

オバジ ビタミンE

最近ではビタミンC誘導体と同類で、徐々に名が知れ渡りつつある成分にビタミンE誘導体があります。

ビタミンCが水溶性なのに対してビタミンEは脂溶性であり、前者と同じく強い抗酸化作用を持ち活性酸素を除去する働きを持ちます。

 

両者が相互に働くことによりビタミンC誘導体のみの化粧品よりも効率的にお肌に働きかけます。

こちらもビタミンEも通常は角質層に浸透しにくいのですが、エトキシジグリコールとベタインの助けで肌深部にまで届けられます。

濃度は何%?

オバジC20のビタミンC濃度はおそらく20%です。

化粧品に配合する濃度としてはおそらく最高レベルではないでしょうか。

C20の他にC10、C5があり、おそらくその数字は濃度を示しているのだと思います。

 

オバジ 成分

ベタインやジグリセリンは化粧品中に5%も配合すれば十分な成分です。

もしもオバジC20の『20』がビタミンCの濃度を示しているのではないとしても、成分表示が配合量順であることを考えてアスコルビン酸はおよそ5%は配合されているでしょう。(もしもベタインが10%配合されていれば、ビタミンCは10%超の濃度です。)

ビタミンCと相互に作用してくれるビタミンE(トコフェロール)はジグリセリンの後に表示されており、どんなに少なくとも1%超配合されていると思います。

 

オバジの公式サイトにも濃度が明記されているわけではないので断定はできませんが、医薬部外品として製造されていない点を考えても一般的なビタミンC化粧品よりも濃度が高いと推測できます。
(医薬部外品として売り出すためにはビタミンC誘導体の場合濃度が決まっていますし、この美容液で使用されているのはビタミンC誘導体ではないのでなんとも言えないのですが。)

C20の毛穴やシミへの効果

たしかにビタミンCはメラニン色素の分解、線維芽細胞への働き掛けによるコラーゲンの生成などの働きを持ちます。

しかしこれはあくまでも体内に吸収されたビタミンCの働きであって、肌に塗った時に同じ作用をするわけではありません。

(参考 → ビタミンC誘導体とは?種類や効果とおすすめ化粧水・美容液

 

そもそも化粧品がうまく働けるのは角質層までで、コラーゲンを生成する役目を持つ線維芽細胞に働きかけることはできません。

また、角質層にまで及んだシミにはある程度の力を発揮するかもしれませんが、顆粒層以下のメラニン色素(シミ)へはそもそも成分自体が届きません。

なのでお肌表面のシミには効果があっても、皮膚深部にまで及んだシミにはあまり期待できません。

 

毛穴に関しても、大幅に改善するわけではありません。

 

お肌のトーンを明るくする

基底層から出来てしまったシミにはビタミンCが届かないものの、角質層に浮き出てきたメラニン色素に対しては働きかけが可能です。

シミとまではいかないものの、色素によってなんとなくくすんだ印象になったお肌のトーンが明るくなることはあるでしょう。

→ メラニン色素分解作用評価試験|サティス製薬

使ってみた感触と口コミ

スポイト c20

高級美容液の使用方法と言えば、最近はスポイトで液体少量を手に取って使用するタイプが多くC20もこの形です。

スポイトを使用されている理由としては

  • 高級感を出すため
  • 大量に手に取り過ぎないため

の2つが主な理由ではないでしょうか。

 

『高級感を出す』と言うのはあくまでもオマケのような感じですが、『大量に手に取り過ぎない』ことは化粧品使用ルールとしては重要です。

特にC20のような濃度が高い美容液を過剰に使用してしまうと、成分の効果が行き過ぎて逆に副作用を発するリスクがあるからです。

ビタミンCだけに限らずピーリングローション、高濃度グリセリンの化粧品なども必要以上に使用すると肌にダメージになります。

美容液ならではのしっとり感

使用感

スポイトで少量を取ってみました。

ご覧のように無色透明です(液体が透けてお肌の色が写っているので若干黄色く見えますが透明です)。

 

実際にお肌に塗ってみた感触ですが、美容液らしい感じで非常に伸びが良くしっとりとします。

乳化や成分浸透促進の界面活性剤であるエトキシジグリコールが精製水よりも多い配合量で作られていますので、ほんの少量でお肌全体に広げることができます。

独特の香り

ビタミンC誘導体化粧品の場合それ自体の匂いやオレンジ油・グレープフルーツ果皮油などによってほんのりと香りがします。

一方C20も『エキス』として香料などが配合されていますが、ビタミンC誘導体化粧品のような香りはありません。

 

一番強く感じるのはエトキシジグリコールの香りでしょう。

化粧品の香りと言うよりは薬品の印象の方が強く、中にはこれが苦手な方もいらっしゃると思います。

使用後は少しペタペタ

お肌に付けてしばらく経ってもペタペタとした感じが続きます。

エトキシジグリコール、ジグリセリンの配合量が多いのでこれによるものです。

適切な使用方法

使用方法

美容液なので使用順は『化粧水の後』または『乳液・クリームの前』です。

ペタペタ感によりなんとなく肌表面が保湿されているなと感じることはあるかもしれませんが、使用感が決して良いとは言えないのでこの後に乳液やクリームを使うことをおすすめします。

 

使い方は付属の説明書にも書いてある通り、スポイトで3滴ほど手に取ってお肌全体に馴染ませます。

個人的には手に平に取るよりも、指の先に取った方がお顔全体に届けやすい気がしました。

 

C20はビタミンCの濃度が非常に高いので目元付近への使用は控えるか、慎重に塗布します。

万が一目に入ってしまった時は水で十分に洗い流しましょう。

使いすぎは刺激になる

使用 注意

注意したいのは使い過ぎです。

特に重ね塗りや頻繁に使用するのは厳禁です。

実際に重ね塗りをしすぎて赤みが発生してしまいました・・・。

 

最初にお話しした通りオバジC20の浸透方法はベタインで不要な角質を取り除いたり、エトキシジグリコールで経皮吸収を促進することによるものです。

別の見方をすれば、本来がっちりとバリアを張っているところを上記の成分により崩してビタミンCを送っている形です。

つまり使いすぎや頻繁に使用するとそれだけ角質層のバリア機能が弱まり、その上でビタミンCの酸性の刺激を受けることになるためダメージになります。

 

特にC20は化粧品の中でも最高水準と言えるほどの濃度(濃度20%であれば)なので用量を守って使いましょう。

乾燥肌にはおすすめできない

乾燥肌はそもそも角質層の水分やセラミドなどの脂質が不足してバリア機能が弱まっています。

そこへさらに先ほど挙げた成分で皮膚をこじ開けてビタミンCを届け、強い酸性を受けてしまうわけです。

 

アスコルビン酸 ph

C20美容液は弱酸性で、乾燥肌の方のpHは弱アルカリ性寄りです。

『弱アルカリ性の乾燥肌に弱酸性を与えれば中和されてちょうどいい具合に肌に作用するのではないか』と思われるかもしれませんが、そうではありません。

極端な話、乾燥してスカスカになった肌に酸性が飛び込んでくるようなものです。

 

ビタミンCのサプリメントでお腹をこわすことがあるように、皮膚もこれにより赤みや炎症を起こすこともあります。

乾燥肌の方は特にそれが起こりやすいのでC20の使用はおすすめできません。

もしもオバジCセラムを使いたいのならばC5から始めてみてはいかがでしょうか。

オバジC20はこんな人向き!

  • 乾燥肌ではない
  • お肌のトーンを改善したい
  • ビタミンC誘導体化粧品でイマイチしっくりこない
  • オバジC5、c10ではイマイチだった
  • 数滴で足りる美容液がほしい

先ほども注意書きしたように乾燥肌ではないとことは重要です。

ビタミンCの働きとしてメラニン還元作用があり、角質層にまで浮かんできたメラニン色素(シミなど)に対しては働きかけられますので、肌のトーンを明るくしたい方には適切な美容液です。

また、他のビタミンC美容液やC5・C10ではイマイチだった方はC20のような高濃度にチャレンジしてみる価値はあります。

 

C20は乳化剤成分により伸びが良く、指に1滴たらすだけでも片方の頬をカバーできるほど広がります。

なので、ごく少量でお肌に良い機能を届けられる美容液をお探しの方にもおすすめできます。

 

ここまで高濃度なビタミンC化粧品は他にはなく、製薬会社ならではという印象です。

通常のビタミンC誘導体でも品質が良いものはたくさんありますが、さらに上を試したい方はぜひ検討してみてください。

 

→ ビタミンC美容液オバジCシリーズ|ロート製薬