メラニンの抑制・還元効果がある11の成分

シミ 成分

シミを取り消す、予防すると言えばまずは化粧品や医薬部外品を試すことと思います。

シミを取り除く成分は様々あり、中でも厚生労働省が認めた美白成分として認めているものをご紹介します。

 

カモミラFT、リノール酸、ルシノール、α-アルブチン、エラグ酸、t-AMCHA、トラネキサム酸、ビタミンC誘導体、プラセンタエキス、リノール酸、4MSK

これらはメラニンの発生を抑えたりメラニン自体を還元して薄くする効果がある成分の中でも質の高いものになります。

それぞれ作用が若干違ったりしますが、シミを消すための美容品選びの際に参考になります。

 

さて、これら11の成分は確かにメラニンの発生に対して効果があり、美白用化粧品の生成の際に重宝されるものです。

しかし、もう少し細かく見れば作用の種類が違い、その違いは3つグループ分けすることができます。

  1. 伝達物質を阻害するグループ
  2. チロシナーゼを阻害するグループ
  3. メラニン自体を還元するグループ

1と2はメラニン発生の予防の役割で、3はメラニンを除去する役割があります。

先ほどの11の成分をこの3つにグループ分けをすると以下のようになります。

 

1.伝達物質を阻害するグループ

トラネキサム酸 カモミラET t-AMCHA

伝達物質とは主にケラチノサイトが活性酸素やその他の刺激を感知した際にメラノサイトに知らせる物質のことです。

伝達物質にはエンドセリン、プロスタグランジン、プラスミン(活性因子)があり、これらを阻害するとメラニンの生成を抑えられます。

  • トラネキサム酸:メラノサイトに働きかけて活性化させる活性化因子のプラスミンを阻害
  • カモミラET:UVBなどの刺激を受けたケラチノサイトが出す伝達物質エンドセリンを阻害
  • t-AMCHA:プラスミンの仲間であるメラノサイト活性化因子のプロスタグランジンを阻害

 

2.チロシナーゼを阻害するグループ

アルブチン エラグ酸 コウジ酸

チロシナーゼとはメラノサイトで機能する成分でチロシンをドーパに変えたり、ドーパをドーパキノンに変える酸化還元酵素のことでした。

このグループの成分はチロシナーゼの働きを阻害することでメラニンの発生を抑えます。

  • アルブチン:チロシナーゼに直接作用してメラニンの生成を阻害
  • エラグ酸:チロシナーゼに直接作用してメラニンの生成を阻害
  • ビタミンC誘導体:チロシナーゼを阻害すると同時にドーパキノンをドーパに還元
  • コウジ酸:チロシナーゼから銅イオンを吸収してチロシンがメラニンになるのを抑制
  • ルシノール:チロシナーゼに直接作用してメラニンの生成を阻害
  • リノール酸:チロシナーゼに作用してこれ自体を分解すしてメラニンの生成を阻害
  • プラセンタエキス:チロシナーゼを阻害しつつターンオーバー正常化も促す
  • 4MSK:チロシナーゼに直接作用してメラニンの生成を阻害

 

3.メラニン自体を還元するグループ

ビタミンC誘導体 メラニン

メラニンは一度発生すると分解するのが難しくなるため、一般的にはレーザーやフラッシュで除去します。

しかし中にはメラニンを還元する(元の成分へ逆戻りさせる)作用を持つ成分があり、これを使用することでシミが薄くなります。

  • ビタミンC誘導体:メラニンに直接作用して黒メラニンを無色化させる還元作用をもつ

 

予防と改善で使い分け

1.伝達物質を阻害するグループ2.チロシナーゼを阻害するグループは基本的に紫外線の予防で使用することが適切です。

ただし紫外線を浴びた直後に経口摂取(食べる)、経皮吸収(塗る)することで大幅なメラニン生成を避けることができます。

3.メラニン自体を還元するグループは既に出来てしまったメラニンに対する作用があるものなので、シミが出来てしまった後に使用することで効果があります。

この中ではビタミンCだけなので、これを摂取・吸収すれば予防にも改善にも効果があります。

 

番外編:既存のシミを改善する成分

厚生省が美白成分として認めているものの中で3.メラニン自体を還元するグループに該当するのはビタミンC誘導体のみです。

しかしこれ以外にメラニン還元の効果が確認されている成分が2つあります。

  • ハイドロキノン(厚生省承認)
  • トレチノイン(厚生省未承認)

 

ハイドロキノン

ハイドロキノンは肌の漂白剤と呼ばれるほど強い美白成分です。

それゆえ濃度や使い方を間違えればシミが取れるだけでなく自身の自然な肌の色をも抜いてしまうことがあります。

したがって化粧品、医薬品では次の規則があります。

  • 化粧品にハイドロキノンを配合する際は2%以内
  • ハイドロキノン濃度2%以上のものは医療機関でのみ処方可能

基本的に濃度2%以内であれば肌のトラブルになることは考えにくいですが、刺激の強い成分ですので異常を感じたらすぐに使用を中止しましょう。

濃度2%以上のもので使用方法を誤るとトラブルになることがあるため、必ず医師の診断の下使うようにしてください。

 

トレチノイン

トレチノインは厚生労働省の認可を受けていない成分ですが医療機関での処方でされることもありその効果自体はお墨付きです。

トレチノインはメラニン自体に作用するものではなくターンオーバーを促す成分です。

皮膚に溜まったメラニンをターンオーバーによって排出させるためにそれを促しますが、刺激が強いのが欠点です。

こちらも使用の際は医師の診断の下が原則で、妊娠中の方など肌が敏感な時は使用を控えることもあります。

 

6つの色素沈着に対する11(+2)の成分の効果

このようにメラニンを抑制・還元して美白を促す成分を合計で13個ご紹介しました。(トレチノインのみ未認証成分。)

これらの成分が先ほど挙げた6つの色素沈着に対してどれほど効果があるのかをまとめてみました。

(スマホの方はこちら → 表の画像

  雀卵斑
(そばかす) 
炎症性色素沈着  (光線性)
花弁状色素斑 
肝斑  老人性色素斑  脂漏性角化症 
カモミラFT × × ×
リノール酸 × × ×
ルシノール × × ×
α-アルブチン × × ×
エラグ酸 × × ×
t-AMCHA × × ×
トラネキサム酸 × × ×
ビタミンC誘導体 × ×
プラセンタエキス × × ×
リノール酸 × × ×
4MSK × × ×
ハイドロキノン ×
トレチノイン × ×

色素沈着に対する成分の効力は、一時性のものに対しては効果ありで、慢性のものに対してはあまり効果がありません。

慢性のシミに対してはハイドロキノンやトレチノインが効果を発揮することがあります。

 

厚生労働省が美白成分として認めている成分11の成分は主にメラニンの生成を妨げるものであり、出来てしまったシミを改善する成分はビタミンC誘導体が最も有効です。

11の成分以外ではハイドロキノンとトレチノインがあり、どちらも非常に効果が高い反面使用上の注意が必要な成分なので医師の診断の下利用するのが適切です。

 

食べ物でメラニン生成を抑制

食べ物 メラニン

メラニン生成を抑えるために化粧品やサプリメント、医薬部外品に頼るもの結構です。

しかし同時に日々の食事からメラニンに対して効果を発揮する成分を吸収することでシミに対してより高い予防をすることができます。

 

メラニン防止のテーマは赤!

メラニンの抑制してシミが出来てしまうのを防止してくれる食べ物は赤の中に含まれています。

そして赤の食べ物に含まれている成分で、日焼け止め効果として大変高い効果をもっている成分が2つあります。

  • リコピン
  • アスタキサンチン

 

リコピン

リコピン

リコピンと言えばトマトにふんだんに含まれている成分で、実はシミ対策に大変効果がある成分です。

リコピンに期待される作用の一つはチロシナーゼの阻害と、もう一つが活性酸素を除去する抗酸化作用です。

 

厚生省認可の11の成分で見たようなチロシナーゼの阻害作用をリコピンも持っており、近年では「食べる日焼け止め」としてサプリメントで販売されるほどの注目度です。

もちろん日焼け止めローションにリコピン成分を配合しているものもあります。

 

もう一つの優れた作用は抗酸化作用で、メラニンが生成される原因として紫外線による活性酸素があると言いましたが、リコピンはその活性酸素の中でも毒性の強い一重項酸素を除去する働きを持っています。

メラニンは活性酸素の発生によりつくられるものですが、メラノサイトへメラニン生成の伝達が行く前に一重項酸素を排除することでシミの原因を抑えます。

また一重項酸素を撃退するので健康な肌も保たれるのです。

 

日焼け止め効果を出すリコピン量

リコピンが体内に吸収されてチロシナーゼを阻害し活性酸素を除去するためには1日に10~20mgの経口摂取(食べる)が必要とされています。

トマトやその他の食べ物のリコピン含有量は以下の通りです。

  • 大玉トマト1個:5mg
  • カゴメトマトジュース180ml(コップ1杯分):19mg
  • トマトケチャップ18g(大さじ1杯分):5.4mg
  • スイカ100g:3.2mg
  • 柿160g(中位):約1mg
  • カゴメ野菜ジュース高リコピン1個:24mg

 

食べ物でリコピンを多く含有しているのはトマトで、これを素にした加工食品では熱や油を加えているので体内でのリコピンの吸収量がより多くなります。

したがって自然食品から摂るよりも、上記の加工食品から20mg前後摂る方が現実的で効率も良いです。

 

リコピンはいくら摂取しても身体に悪影響を及ぼすことはありません。

しかし加工食品の場合は塩分、当分も一緒に摂取することになりますので過剰摂取には気を付けましょう。

 

アスタキサンチン

アスタキサンチン

アスタキサンチンも赤色やオレンジ色の食材に含まれる成分で紫外線対策、シミ対策に適した成分として注目されています。

アスタキサンチンが優れている作用は主に抗酸化で、リコピンのそれに比べて5~10倍の力があるとされています。

 

繰り返しになりますがUVBにより肌に発生した一重項酸素に対してアスタキサンチンが働きかけることでそれを除去します。

一重項酸素が排除されれば過剰なメラニン生成の指令が出なくなりますので、シミができるのストップさせられます。

 

アスタキサンチンは経皮吸収(塗る)の効果も確認されています。

もちろん経口摂取でも効果を発揮しますが皮膚だけでなく血中など身体全体で使用されてしまいます。

該当の個所にアスタキサンチン配合のものを塗ることで集中的に活性酸素を除去できます。

 

アスタキサンチンは自然界に広く存在するカロテノイドの一種で、エビ、タ イ、サケ・マス等に、遊離型又はエステル型として含有されている。サケ・マ ス等の筋肉や皮膚等の色調強化に効果を有することが知られている。

→ アスタキサンチン 資料1-3|厚生労働省

 

活性酸素除去効果を出すアスタキサンチン量

アスタキサンチンを多く含む食べ物としてカニやエビ、サケ、イクラなどの赤色の海鮮食品が挙げられます。

アスタキサンチンの一日の目安摂取量は6mg前後と言われており、それくらい摂取できれば抗酸化作用も十分発揮されます。

  • 干した桜エビ:2.5mg
  • 生の桜エビ:7mg
  • イクラ:3mg
  • 紅サケ:3mg
  • 毛ガニ:1.1mg  ・・・全て100gあたりの含有量

こちらも摂り過ぎて悪影響を及ぼすという報告はされていません。

もしも海鮮類が苦手で摂取が難しいようでしたらサプリメントで摂っても同じように効果がありますので、一度試してみてはいかがでしょうか。

 

食物に含まれる成分でメラニン抑制効果があるものとしてリコピンとアスタキサンチンが挙げられます。

リコピンはチロシナーゼの阻害と抗酸化作用があり、アスタキサンチンは抗酸化作用に大変優れており、身体に発生した活性酸素を除去してくれます。

リコピンは1日に10~20mgを摂取すれば日焼け止めの効果があり、アスタキサンチンは1日に6mgほど摂れば抗酸化の働きをしてくれるでしょう。

 

シミのレーザー治療

シミは上記の成分を配合した化粧品、外用薬で改善できるケースがあります。

しかし慢性的な色素沈着や先天性のもの、年齢によるイボや色素沈着はそれらを使用してもほとんど改善しないことがあります。

 

そのようなしぶとい色素沈着に対して有効なのがレーザー・フラッシュ治療です。

基本的にどのレーザー・フラッシュも色素沈着しているメラニンにのみ反応してそれを分解するタイプなのでシミ以外へのダメージはありません。

 

症状の具合や体質にもよりますが1回のレザー・フラッシュ照射ではあまり改善せず3~5回ほど通院して改善するケースが多いです。

また照射以外にも院で処方される外用薬やドクターズコスメと併用することでより良く改善します。

 

レーザー・フラッシュ照射を受けると表皮や真皮のメラニンを含んだ細胞がターンオーバーにより浮き上がってくるので一時的にシミが濃くなることがあります。

これはしっかりと肌の代謝が行われてシミが剥がれている証拠です。

 

照射から2~3週間ほどでそのように濃くなったシミが取れていき、これを何回か繰り返して皮膚の奥から色素沈着の原因になっているメラニン色素を除去します。

 

よく使用されるレーザー・フラッシュの種類

  • Qスイッチアレキサンドライトレーザー:755nmという波長の長さで設定されており、主に黒色のメラニンによく反応するタイプです。雀卵斑、炎症後色素沈着、(光線性)花弁状色素斑、老人性色素斑での治療に使用されます。

 

  • QスイッチYAGレーザー532nmという短い波長なので赤みがかったシミや比較的浅い個所に出来ている色素沈着に有効です。一方1064nmの波長も出すことができ、皮膚の奥深くのメラニンを除去する際こちらに切り替えます。雀卵斑、肝斑、老人性色素斑、脂漏性角化症やタトゥー除去など幅広く使用されます。

 

  • Qスイッチルビーレーザー:694nmの波長は赤色(ヘモグロビンを含む血管)への影響がほぼなく、茶色や黒メラニンにのみ作用しますのでシミ以外の細胞が損傷する心配がありません。雀卵斑、(光線性)花弁状色素斑、老人性色素斑、脂漏性角化症の治療に適しています。

 

  • フォトRF:レーザーに比べて痛みが少なく、多様な光を複合させて肌に照射するのでシミの改善だけでなくターンオーバーの促進やハリを与える効果もあります。ただしレーザーに比べてシミへの効果は少し弱いです。慢性的なシミや老人性色素斑、脂漏性角化症には効果があまり見られませんが一時的なシミは改善できます。

 

レーザー・フラッシュ治療のメリット・デメリット

メリット

レーザー・フラッシュの一番のメリットは化粧品や外用薬に比べて改善の可能性が高いことです。

化粧品などはほとんどが表皮までしか作用しません。

しかしレーザーでは真皮まで届き、新しい細胞の生成を促すのでシミ改善に高い効果を期待できます。

 

さらにフラッシュでは照射を受けることでメラニン除去だけでなく血行促進、ターンオーバーの正常化、コラーゲンの生成など同時に美容効果を得られるものもあります。

痛みも少なく美肌を期待できる点で大きなメリットです。

 

デメリット

デメリットはお金がかかること、通院しなければならないことでしょう。

レーザー・フラッシュの種類や院にもよりますが一回の照射で1万~2万することもあります。

保険が効いたり回数セットで治療が受けられるならお得になりますが、それでも化粧品・外用薬に比べて高コストです。

 

また極まれに治療を受けてもほとんど改善しない、一時的に改善したがまたシミが出てくるケースもあるようです。

特に慢性的なシミ、年齢による色素沈着ではそのような事例があるので、これを理解した上での治療が望ましいでしょう。

 

先天的なもの、慢性化や年齢によるシミは化粧品・外用薬では改善の期待ができません。

そのようなシミにはレーザー・フォト照射によってメラニンをダイレクトに分解することで改善が可能です。

レーザー・フラッシュによるシミ治療は効果が高く、レーザー・フォトの種類によっては美肌効果も期待できるものの、化粧品などに比べて費用がかかってしまうのが難点です。

シミ治療がおススメの美容クリニック

品川スキンクリニック

品川スキンクリニック 美容皮膚科

施術名 フォトシルクプラス
フォトOPS
フォトRFオーロラ
施術の種類 フォトフェイシャル(フォトシルクプラス、フォトOPS)
フォトRF(オーロラ)
料金 フォトシルクプラス1回7,400円~
フォトOPS1回28,000円~
フォトRF1回920円~
展開地域 北海道、仙台、新潟、品川、新宿、渋谷、表参道、池袋、銀座、上野、立川、横浜、埼玉、千葉、静岡、愛知、大阪、岡山、広島、福岡、熊本、鹿児島、沖縄
効果 シミ・しわ・くすみの改善、美肌効果
効果の度合い
品川スキンクリニック|公式サイト

湘南美容外科クリニック

湘南美容外科

施術名 フォトRFアドバンス
施術の種類 フォトRF
料金 初回1回2,000円(通常1回15,390円)
展開地域 北海道、宮城、東京、神奈川、千葉、埼玉、愛知、静岡、大阪、京都、兵庫、広島、岡山、福岡、沖縄
効果 シミ・しわ・くすみの改善、美肌効果
効果の度合い
湘南美容外科クリニック|公式サイト