豊胸

女性にとって胸は生理的にも形式的にも非常に大切なもので、多くの人が小さいよりは大きい方が良いと思うものです。ツヤのある髪やきめ細かく綺麗な肌と同じように胸あることは女性のシンボルですので、美容に大きく関わります。

胸の発育に関係するのは女性ホルモンを中心にして生活習慣や遺伝などがあげられますが、どれもそうそう簡単に自分でコントロールできるものではありません。したがって胸の大きさを自分の希望通りにすることはほぼ不可能です。

 

二次性徴が終わった段階で自分が望んでいた通りの大きさになればそれに越したことはありません。しかし現実は希望通りにならず、しかもそのほとんどの方は望んでいたよりも小さいかほとんど胸がない「まな板」で悩みます。

二次性徴による活発なホルモン分泌はそれ以降起こらず、20~25歳で既に胸の大きさが決まってしまい自然にそれ以上大きくすることは難しいです。つまり一度大きさが決まってしまえば一生そのままというのが基本です。

 

それを打開するためにバストアップクリームやサプリなど様々な商品が出回っていますが、科学的にはどれも根拠がないものです。しかし豊胸の需要が高いため藁をも掴む思いでそれらを試す方も多いのではないでしょうか。

 

悩み解決のために色々と試すことももちろん良いですが、もしも確実な方法で豊胸を成功させたいならば豊胸手術が一番です。確かに費用がかかり施術を受けることになるので手軽にできる印象ではないですが、最も確実と言えます。

そんな豊胸手術は今日多くの女性のニーズを叶えるために様々な手法が用意されていますが、基本的には3つの種類があります。その3つの中から自分に適した方法を選び、細かい施術方法へと枝分かれしていきます。

ここではまず、基本となる3種類の豊胸手術の違いを簡単にご紹介したいと思います。

 

選べる3つの豊胸手術

  1. 脂肪注入
  2. ヒアルロン酸注入
  3. シリコンバッグ

読んで字のごとくどの豊胸手術も成分やものを胸の中に入れる形になります。何かを入れる点では同じですがその方法や効果は全く違いますので、どのタイプの豊胸が一番ニーズに合うのかしっかりと考える必要があります。

 

1.脂肪注入

豊胸手術の中でも一番人気な施術方法です。胸は乳腺や乳腺葉などの組織によって構成されていますがそれらはせいぜい全体の1割ほどで、残りの9割は脂肪で出来ています。つまりもともと脂肪が必要な個所に脂肪を注入するためもっとも自然な豊胸です。

注入する脂肪は合成や外部生成したものではなくご自身の身体から脂肪を必要量吸引してそれを胸に入れる形になります。自分の脂肪なので脂肪がちゃんと馴染むため定着率も高く、拒絶反応がなく安全性も非常に高いです。

 

脂肪の吸引は身体のどの部位でもできます。例えばウエスト周りが気になるならばそこから吸引でき、豊胸しつつ脂肪吸引の効果もあり一石二鳥です。大抵の美容外科では日帰り手術可能で、術後1、2回ほど観察を受けるだけでOKです。

豊胸完了後の見た目、仕上がり具合、触り心地も自然で人に見られても手術を受けたのがわからないくらいになり、自分の胸がそのまま大きくなる感覚です。もちろん注入後の維持は半永久的で何度も注入しなければならないことはありません。

 

2.ヒアルロン酸注入

肌の保湿成分として有名なヒアルロン酸ですが、実は最近では豊胸の際にも大変活躍しています。3つの豊胸手術のうち最も低価格で済ますことができ、手術時間も30分以内には終わるお手頃な施術方法です。

ヒアルロン酸注入ではメスを使用せずに注射針で注入するためいわゆるプチ整形の部類に入ります。値段は注入量により異なりますが脂肪注入やシリコンバッグにかかる料金の半分以下で済ませることができます。

 

ヒアルロン酸は性質上体内に吸収されやすいものです。しかし豊胸手術で使用するものは吸収されにくい形に改良されており、なるべく長い期間効果が持続する形になっています。またトップやアンダーなど部位ごとに調整して入れることも可能です。

注入量は200ccを希望される方が多く、サイズで言えば1.5カップのサイズアップが期待できます。注入時は笑気麻酔や局所麻酔を使用するため痛みを心配する必要はありませんが、人によっては2、3日違和感を感じることもあります。

 

3.シリコンバッグ

豊胸手術で一番イメージされるのがシリコンバッグの注入ではないでしょうか。強度の高いシリコンを胸に入れることで物理的に大きさを増して豊胸する方法で、従来はシリコンバッグが最も一般的な方法でした。

 

2009年にロシア人の豊胸手術を受けた女性が飛行機に乗ったところ気圧の変化でシリコン入りの袋が爆発したという衝撃的なニュースがあり、これを知ったシリコンバッグ豊胸を受けた人々がそれの摘出に走るなんてこともありました。

しかしいくら気圧が変化してもシリコンバッグの強度を考えれば爆発することはありません。このケースではシリコン入りの袋が爆発したこと、そもそもシリコン自体が粗悪品で空気が微量に入ってしまっていたことが考えられます。

 

シリコンバッグは予めその形が決まっており70ccや150cc、200ccなど院によって違いはありますが、200ccでだいたい2カップサイズアップになります。100~125ccで1サイズアップで、ご自身の希望のサイズに合わせたシリコンを注入可能です。

 

2種類を合わせたハイブリッド豊胸も

ハイブリッド豊胸

豊胸手術上記の3つのうち1つ施術方法で完了させるものですが、大きさや自然さを追及する方には1と2を組み合わせたり、1と3を組み合わせて受けることもできます。

例えばこれはハイブリッドとは少し異なりますが、最初は低価格でお手頃に受けられるヒアルロン酸注入を受けて豊胸がどのようなものか、サイズアップしてどのような感覚になるのかを経験してから脂肪注入に移る方もおられます。

 

本格的なハイブリッド豊胸では、例えば胸が全くなく、その状態では脂肪を注入してもうまく胸の形を作れないのでシリコンバッグで形を整えつつ脂肪注入をするといった組み合わせの施術を受けるケースがあります。

そしてシリコンバッグが定着して胸の形づくりがある程度できたら再度脂肪注入を行い自然な豊胸を完成させます。もちろんシリコンバッグを摘出し後の脂肪注入により半永久的にその豊胸効果を保つことができます。

 

豊胸手術が受けられない方

今や大変高度な技術のおかげで自然な形のバストアップができる豊胸手術ですが、やはり施術にあたり健康的な方が受けるのが好ましいです。院によってその決まりは違うものの、以下の方は豊胸手術を受けられないことがあります。

  • エイズの方
  • B型肝炎、C型肝炎の方
  • 糖尿病や心疾患の方
  • 重度の貧血の方
  • (脂肪が全くない方)

豊胸手術では事前に採血を行いますが(ヒアルロン酸注入希望の場合は行わないことも)、その際にエイズやB型肝炎、C型肝炎などの感染症の方、その疑いがある方は施術をうけることができません。

糖尿や心疾患は特に何か感染するような事柄は考え難いですが、身体の免疫力・代謝が低下しているため万が一の事態に備えて施術不可能にする院が多いです。心疾患の場合も施術を受けたことによる発症に備えて受けられないことがります。

 

貧血に関しては脂肪注入の場合それの吸引と同時に微量の血液も同時吸い込むことになりますので、採血の数値によっては受けられません。また貧血では身体の代謝がうまく行われずに注入した脂肪の密着がうまく行われない事態も考えられます。

そして脂肪注入はそもそもご自身の身体の脂肪を使用しますので全く脂肪がついていない方は脂肪吸引が行えず、それの注入もできません。そのような場合はヒアルロン酸注入かシリコンバッグを入れる形での豊胸になります。

 

豊胸の種類に関しては以上で、脂肪注入とシリコンバッグは半永久的な豊胸効果、ヒアルロン酸注入は1~1.5年の効果です。どの種類でも施術自体は早く済みますが、その後のケアもしっかりしてくれる院を選ぶといいでしょう。