脱毛 カミソリ

ムダ毛の処理と言えば自宅でカミソリで剃る方法が一般的ではないでしょうか。ブラジリアンワックスなどを使用して抜いてしまうのも一つの手ですがダメージが大きい割にはまた毛が再生する点であまり効率的とは言えません。

そしてご存知かと思いますがカミソリでのシェービングも肌にとって良いものではありません。イメージの通りカミソリの刃で肌を削ることになるので皮膚表面の負担が大きいです。これはブラジリアンワックスで毛を抜く瞬間も同じです。

 

そのためできるだけ肌に負担をかけない方法でムダ毛の処理をするとなると脱毛に通うのが一番です。なぜならレーザーやフラッシュの反応によってムダ毛のメラニン色素にだけ熱を持たせて毛を損傷させて処理する形だからです。

エステサロンの脱毛処理では皮膚へのダメージは少ないですが一時的な除毛でまた毛が再生し、一方で美容クリニックの脱毛では永久脱毛ができますが施術後は一時的に肌がダメージを受けた状態になります。

エステサロン、美容クリニックどちらもメリット・デメリットはありますがカミソリの処理に比べれば優れているのは言うまでもありません。では、なぜカミソリによるシェービングはおススメできないのでしょうか。

 

角質層とカミソリ負け

角質層

肌の美しさは角質層で決まると言っても過言ではありません。ヒトの皮膚は大きく表皮、真皮、皮下組織の3つに分けられ、この厚みの合計は約0.4~0.5mmです。先ほど挙げた角質層は表皮の上部に位置しており厚み0.03mmほどの非常に薄い層です。(ただし厚みは体の部位によって異なります。)

角質層は細胞間脂質という脂と水分が何重にも層になって出来ており、外部からの刺激に対してバリアを張る役割を果たしています。このバリアが正常に出来ている肌ほどみずみずしく綺麗な肌ということになります。

しかし先ほども見たように角質層の厚みはほんの0.03mmのものですので外部からの物理的な刺激に非常に弱いのです。例えばタオルで強く擦り過ぎたり爪を立ててかく等すれば簡単に損傷し、カミソリによるシェービングでもそれが起こります。

 

カミソリ負け

カミソリ負け 角質層

カミソリの刃が皮膚に当たることで角質層がダメージを受けます。非常に薄い角質層はそれによって簡単に損傷し、層内にある成分が逃げてしまいます。

角質層は細胞間脂質や水分を持ち外部からの刺激を防ぐバリアの役割を果たしていますが、ダメージでそれらが逃げてしまい当然機能も低下します。そうなると例えばアルコールやメントール入りの化粧水を使用すると痛みを感じやすくなります。

細胞間脂質や水分は肌の潤いを保つ成分なので、これがなくなれば乾燥肌にもつながります。よくカミソリ負けしてその部分がしばらくカサカサになるのは、それらの保湿成分が角質層からなくなってしまっているからなのです。

ただ、実はカミソリ負けをしなくても角質層はダメージを受けており、たとえどんなに良いシェービング剤を使用しても結局のところ刃を滑らすと角質層はボロボロになり、保湿成分が逃げやすい状態になっています。

 

脱毛処理と角質層

カミソリ負け・シェービングによって角質層が損傷して保湿成分が逃げ、乾燥しやくバリア機能も低下することはわかりましたが、レーザーやフラッシュなどの脱毛処理をした場合のダメージはどうなのでしょうか。

 

まず、レーザーもフラッシュも毛に熱を持たせて脱毛する仕組みである限り角質層はダメージを受けます。たとえその処理で痛みを感じなかったとしても毛が通常ではありえない熱を持つことによりその周辺の肌に負担がかかります。

しかし脱毛処理とカミソリの処理で大きく違うのは、カミソリではかなりの頻度でムダ毛処理を行い刃で皮膚を傷つけることになりますが、脱毛処理の場合はいくらそその回数が多くてもせいぜい月に1回くらいではないでしょうか。

 

つまりカミソリ処理では多い方だと週に何回も角質層を傷つけることになりますが、レーザー・フラッシュ脱毛ではかなり低い頻度でしかダメージを受けません。当然ダメージを受ける頻度が少ない方が健康な肌を保てます。

しかも医療レーザーで脱毛が完了すればそれ以降ほとんど毛が再生することはないので、将来的に自己処理を行うことがほとんどなくなります。物理的な刺激を受けないこともメリットで、なによりも処理しなくていいので楽です。

 

角質層の水分を失わないために

脱毛にしろカミソリにしろムダ毛処理の際に角質層がダメージを受けてしまうのは仕方ありません。完全に毛だけを損傷させて、皮膚に全く刺激のない方法があれば良いのですが現状そのような方法はありません。

なので、角質層が一時的に損傷してもすぐに回復できるようにケアすることが健康な肌を保つ上で重要になります。脱毛、シェービングどちらの場合でも処理後できるだけ早く肌に保湿成分(化粧水や保湿クリーム)を与えましょう。

ただし、細かく言うと与えるべき保湿成分は保湿用であれば何でも良いわけではありません。できればセラミドやヒアルロン酸Na2が配合された化粧水・美容液を使用して、角質層内の水分を維持することが大切です。