セラミド 効果

肌のトラブルや乾燥、保湿力の低下で悩んでいる方が多いでしょう。

その原因はセラミド不足だからと聞いたことがありませんか?

 

セラミドは化粧品にも良く配合されている成分で、肌に良い、乾燥を防ぐ効果があるといわれています。

肌に良いのであれば食事や化粧品などから積極的に摂りいれたいものですが、セラミドとはいったいどのような成分なのでしょうか。

セラミドを体内外から摂りいれるのであれば、働きや効果や特徴などを知った上で効率よく摂りいれたいものです。

セラミドの特徴

まずセラミドとはどういうものなのかということについて理解しておきましょう。

セラミドは肌の表面に一番近い表皮の角質層に存在おり、角質層にある細胞と細胞の間で水分と油分をため込む働きをしている細胞間脂質の約50%を構成している成分です。

肌は厚さ2㎜の肌は表皮、真皮、皮下真皮の3層の構造になっています。さらに表皮は4つの層にわかれており、肌の表面に一番近い角質層はわずか0.02mmの薄さです。

その角質層で働くセラミドが不足するとドライスキンや肌トラブルが起こるといわれています。かかとのがさがさや足のスネの部分が白く粉をふいた状態になるなどがわかりやすい例としてあげられます。

保湿とバリア機能の働き

セラミドの働きは大きく分けて

  1. 保湿
  2. バリア機能
  3. アトピー性皮膚炎の症状緩和
  4. 美肌

の4つが考えられます。それぞれについて具体的にみていきましょう。

1.保湿

セラミドには優れた保湿効果があります。角質層には身体全体の10%から30%の水分があるといわれており、角質層の水分のうち80%が細胞間脂質で保たれています。

細胞間脂質の約半分を構成するセラミドが水分保持に大きな役割を果たしていることがわかります。

セラミドは環境に左右されないとされており、低温でも凍らず湿度がたとえ0%の状況下にあっても蒸発しないといわれています。

ただし、別の要因により不足していくのです。(別の要因とは何かと気になるところですが、それについては後述します。)

どのような環境下でも失われないセラミドは、高い保湿効果が期待できる成分なのです。

2.バリア機能

健康な肌の状態の場合、細胞間脂質が細胞と細胞をしっかりとつないでいます。これにより正にバリアのような働きとなっています。

また、セラミドは水分と油分をため込む働きもするため、角質層の水分の蒸発を防ぎ紫外線の刺激から肌を守る働きもあります。

3.アトピー性皮膚炎の症状緩和

アトピー性皮膚炎とはアレルギー体質の肌にストレスや食生活などのいろいろな刺激が加わり、かゆみを伴う慢性的な皮膚疾患のことです。アトピー性皮膚炎の患者を調べてみると、セラミドの量が健康な肌の人に比べて、極端に少ないという結果がでています。

(http://www.wakasanohimitsu.jp/seibun/ceramide/)

セラミドが少ないということは乾燥が進み、バリア機能も低いため外部からの細菌や異物が肌に入り込み、刺激となって皮膚炎を起こしやすくなるのです。医療機関では、セラミド不足のアトピー性皮膚炎の場合には、セラミド配合のクリームや軟膏を処方される場合が多いようです。

4.美肌

セラミドは最も多い肌のトラブルに対しても有効な働きをします。

それは、メラニンの生成を押さえるという働きです。紫外線の刺激を受けて発生せるメラニンですが、そのメラニンの生成が抑えられるということはシミやそばかすの発生を防ぐということになります。

 

シミやそばかすがなく、保湿され潤った肌はまぎれもなく美肌と呼ばれる肌といえるでしょう。

表皮細胞からの生成される

保湿効果があり美肌を作り出すのに重要なセラミドですが、セラミドはいったいどのようにして生成されるのでしょうか。

結論からいうと、セラミドは肌のターンオーバーによって生成されます。

ターンオーバーとは28日周期で細胞が生まれ変わっていく「新陳代謝」のことです。

詳しく説明すると、表皮を4つに分けた際の一番奥にある基底層から表皮細胞が生み出され、表皮細胞にはもちろんセラミドが含まれています。セラミドを含んだ表皮細胞は分裂を繰り返しながら表皮の一番上の角質層まで上がってくる、これがターンオーバーと呼ばれる現象です。

角質層に到達した表皮細胞は確執となって肌の表面に付着し、最終的に垢となって体外に排出されます。表皮細胞が体外に排出される前にセラミドが細胞間脂質に放出され、角質層にセラミドがとどまるのです。

セラミドが生成される過程で、ターンオーバーが重要な役割を果たすことがよくわかると思います。豊富なセラミドを角質層にとどまらせるためには、周期の乱れなくターンオーバーが正常な状態で行われることが重要となります。

ターンオーバーが乱れる原因としてはストレスや寝不足、食生活の乱れ、加齢などが考えられます。日頃よりターンオーバーが正常に行われるように意識して生活しましょう。

6つの種類がある

セラミドについては近年研究が進み、まだ解明されていない点が多い成分のひとつです。

現時点では人間の肌には10種類以上のセラミドの種類があるとされていますが、解明されているのは6種類です。ぞれぞれの機能をみておきましょう。

 

  1. セラミド1(水分保持機能、外部刺激に対する優れたバリア機能)
  2. セラミド2(高い水分保持機能)
  3. セラミド3(水分保持機能、シワを軽減する機能)
  4. セラミド4(角質の脂質バリア作成及び保持機能)
  5. セラミド5(角質の脂質バリア作成及び保持機能)
  6. セラミド6(水分保持機能、シワを軽減する機能、ターンオーバー促進機能)

 

人間の肌に最も多く含まれているのがセラミド2で、全体のセラミドの20%強だといわれています。

またセラミド1、3、6も非常に重要な役割を果たしており、これらが少なくなると肌の乾燥やアトピー性皮膚炎などを引き起こす可能性があります。

セラミド3、6は加齢により減少することが判明しています。(http://www.wakasanohimitsu.jp/seibun/ceramide/)

不足・減少する原因

若くて健康な肌の角質層にはセラミドが豊富に含まれており、弾力のあるみずみずしい状態を保っています。

しかし、加齢や気候などによりセラミドの量が減少してしまうことがわかっています。老人性乾皮症や乾燥肌などの場合、セラミドの量が少ないという結果がでています。

加齢を止めることはできませんが、セラミドを減少させず増やすための方法を考えて実践することが大切となります。

セラミドを増やすには

年齢と共に減っていくことがわかっているなら、減少してしまうのを抑えていたいものです。

前述の通り、セラミドはターンオーバーによって生成されると紹介しましたが、加齢がターンオーバーサイクルを狂わせる原因である以上、ターンオーバー以外の方法でセラミドを積極的に体内に増やす方法があれば試したいと考える方も多いはずです。

ここでは、セラミドを積極的に増やしていく方法についてご紹介します。

 

まず注目したいのは食事です。

セラミドは実は食事からも摂取することができる成分なのです。

 

もう一つの増加方法としては、セラミド配合の化粧品を使うということです。

コラーゲンやヒアルロン酸は表皮の奥深くに浸透しなければその機能が発揮されないといわれていますが、セラミドは表皮の一番上の角質層に浸透すれば効果を発揮できるのです。

比較的浸透しやすい成分ですので、外部から塗布も効果が期待できるようです。

 

まずは、食事からセラミドを摂取することについて食材や注意点についてみてみましょう。

食材からセラミドを補充

セラミドを多く含む食材はこんにゃく芋です。こんにゃく芋はこんにゃくを作る際に使用される芋です。こんにゃく芋を作ったこんにゃくにはセラミドが多く含まれています。

残念ながらスーパーなどでよく販売されているこんにゃくではありません。スーパーなどで多く販売されているこんにゃくは白っぽい色をしていると思いますが、こんにゃく芋を使ったこんにゃくはこんにゃく芋も成分が入るため黒っぽい色になります。

白いこんにゃくはこんにゃく芋を精粉した、こんにゃく粉で作られています。こんにゃく粉に精粉する時点でこんにゃく芋に含まれるセラミドはほとんど失われてしまいます。

購入する際は成分表示などで確認が必要です。

また小麦や米、大豆などにも含まれています。しかし、こんにゃく芋に含まれるセラミドが一番多いとされています。

 

成人が1日に必要とされるセラミドの量は600㎍(マイクログラム)といわれています。600㎍のセラミドを食品から摂取する場合、例えばこんにゃく芋で作られたこんにゃくであれば半丁、白米であればお茶碗25杯を食べなくてはならないのです。

これは、食材に含まれるセラミドの量がとても微量であるからです。

また、600㎍を摂取しただけでは体内で使われてしまう、あるいは消化しきれず体外に排出される可能性もあり、肌の潤いを満たすまでには至らないと考えるべきでしょう。

肌の保湿等まで補うとなれば相当量のセラミドの摂取が必要となります。

食事だけではなかなか摂取しにくいというのが現実のようです。食材に含まれるセラミドの量が少ないため、セラミド含有食材だけでなく、セラミドの生成を助ける食材を積極的に摂取すると良いでしょう。

 

生成を助ける食材として血行を良くするという食材や抗酸化作用を促す食材などが良いと考えられています。

血行を良くするということは、ターンオーバーがうまく進みセラミドが角質層に運ばれやすくなります。

また、体内の酵素が細胞の働きを弱めてしまうとセラミドの生成がうまくいかなくなるため、それを撃退する抗酸化作用のある食材を摂取する必要があります。

血行を良くする食材はたまねぎやじゃがいも、キャベツなどが代表的なものです。

抗酸化作用のある食材としてはニンジンやトマト、ピーマン、ホウレンソウなどの緑黄色野菜があります。

セラミド含有食材と合わせて積極的に摂取すると同時に、ターンオーバーを促進するために肌の新陳代謝を高めるビタミン類も合わせて摂ることをオススメします。

 

逆に、セラミドを減らしてしまう食材もあります。代表的なものとしてはリノール酸を多く含むグレープシードオイルやマーガリン、ラーメン、インスタント食品などがあげられます。

リノール酸は必須脂肪酸の一種で抗炎症作用や血中コレルテロールを下げる効果だけでなくセラミドの原料でもありますが、過剰摂取はアラキドン酸が増え炎症を起こしたりアレルギー症状を引き起こす要因となってしまいます。

 

注意すべき点としては、セラミド含有食材等を積極的に摂取したからといってすぐにセラミドが増える、あるいは直接セラミドとなって肌に作用するというわけではないことです。

あくまでも表皮層のターンオーバーによって作られると理解しておいてください。

 

もっと、簡単にセラミドを肌に届けたいと思う方にオススメなのは、やはり化粧品です。

外部から化粧品などで積極的に摂りいれることも高い保湿効果やバリア効果が期待できます。

おすすめのセラミド配合の化粧品

セラミド配合の化粧品もたくさんの種類が販売されています。

化粧品に配合されるものはヒト型セラミド、天然セラミド、疑似セラミド、ミルクセラミド、ナノセラミドなどの種類があります。オススメはヒト型セラミドです。

ヒト型セラミドは人のセラミドと同じ構造を取っているため保湿力が高く、低刺激で角質層に浸透しやすくなっています。

成分表示上でセラミド1、あるいはセラミドNPと表記されていますので、購入の際は確認してください。

ナノセラミドはセラミドをさらに細かい粒子にしたものですから、より浸透力が高いセラミドといえるでしょう。

 

化粧品を購入する際にはヒト型セラミドが配合されている比較的高価な商品、成分表示で上位の方にセラミドが記載されているものを選ぶようにしましょう。

ヒト型セラミドは高価な原料のため価格も高くなります。安い価格設定でセラミド配合とされているものは含有量が少量である、あるいはヒト型セラミドでない可能性が高い商品です。

化粧品の成分表示は含有量の多いものから記載することに決められていますので、遅くとも10番目ぐらいまでに記載されているものを選ぶと良いでしょう。

オススメの化粧品としてはヒト型セラミド1、2、3が配合されている小林製薬のヒフミド、ヒト型セラミド2が配合されているディセンシアのアナヤスです。

 

セラミド含有食材やセラミド生成を助成する食材を積極的にと摂り入れつつヒト型セラミド配合の化粧品等を使用し、内側だけでなく外側からも積極的に肌に働きかけ、年齢などに負けないたっぷりと潤った美肌を目指しましょう。

ヒト型ナノセラミドの化粧品

アスタリフト ジェリーアクアリスタ

種類 ヒト型セラミド
ポイント 3つのヒト型セラミド(セラミド1、セラミド3、セラミド6Ⅱ)と抗酸化成分のアスタキサンチンやリコピン、潤いをサポートする3つのコラーゲンで角質層の水分保持をします。
アスタリフト・ジェリーアクアリスタ|富士フイルム 公式サイト
実際に使用した口コミはこちら

 

疑似セラミド配合の化粧品

キュレル 化粧水 乳液 保湿クリーム

種類 疑似セラミド
ポイント 2つの疑似セラミド(長鎖二塩基酸ビス3-メトキシプロピルアミド、ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド)で角質層内を潤し、ユーカリエキスで肌が本来持っているセラミドの生成を促す。
キュレル|花王 公式サイト
実際に使用した口コミはこちら